【12/1–12/2】男二人ツーリング阿蘇スペシャル2日間|
音楽仲間で福岡のプロミュージシャンである新井武人と計画を立てたのは数か月前。
12月の男二人バイク旅。行き先は色々あって今回は僕の地元である阿蘇。
バイカーの聖地と言われる場所ですから最高なのは言うまでもない。走れば走るほど景色が変わり、ただバイクを走らせるだけで心が整う —— まさにチルな旅にぴったりの場所です。
今回は、外輪山・南阿蘇・パノラマライン・草千里 をぐるりと巡った阿蘇の美味しいトコばかりの2日間。
結論から言うと、どこを切り取っても絶景。寒さ「走る楽しさ」しかありませんでした。
【1日目】外輪山〜竹田〜波野〜荻へ
景色が広がるたびに「来てよかったな」と何度も思う
朝イチで外輪山へ向かうと、いきなり阿蘇らしい雄大な景色が視界いっぱいに広がる。
雲が低く流れ、山肌が朝日に照らされる感じがもう最高。走り出して5分でテンションが上がるやつです。
そのまま外輪山を抜けて 竹田 へ。城下町の静けさと冬の空気が“旅に来た感”をしっかり引き上げてくれる。
さらにバイクを進めて 波野、荻 方面へ。
このあたりは道がとにかく気持ちいい。交通量も少なく、景色を独り占めしながら走れる贅沢区間。
どこまでも続きそうな道と、黄金色に染まった草原。冬の阿蘇、やっぱり侮れない。
1日目の終盤には雲が流れて光の差し込み方が変わったり、同じ場所なのに何度も違う表情を見せてくれて本当に飽きない。
「今日はこれくらいにしておくか」と言いながら、実はまだ走っていたくなるような、そんな初日でした。
【2日目】南阿蘇〜パノラマライン〜草千里〜阿蘇駅
名前負けしないパノラマ、そして圧巻の草千里
2日目は朝から天気がよく、南阿蘇へ向かう段階で早くも気分MAX。
南阿蘇は“見せ方”がうまいというか、とにかく広い。走りながら視界に入ってくる山の形、空の青さ、牧草地の色……全部が完璧に調和してる。
そこから パノラマライン へ。
名前のとおり、どこを走ってもパノラマ。右を向いても左を向いても絶景で、思わず停まりたくなる。
写真を撮る手が止まらないとはこのこと。
そして今回の旅のハイライト、草千里。
到着した瞬間に「阿蘇ってやっぱりスケールが違うな」と素直に思った。
噴煙を上げる中岳、広がる草原、その中をバイクで走る気持ちよさは格別。
観光地として有名だけど、実際にバイクで来ると“体感が10倍”になる場所。
最後は 阿蘇駅 で旅を締めくくり。
駅のあたりのゆるい雰囲気もまた良くて、2日間走り切った達成感がじんわり来る。
■ まとめ:大人こそ走るべき、冬の阿蘇
12月の阿蘇は寒さこそあるけれど、そのぶん空気が澄んでいて景色がくっきり見える。
外輪山の雄大さ、南阿蘇の静けさ、パノラマラインの爽快感、草千里の圧倒的なスケール……
どこを切り取っても“特別感”があって、とにかく濃い2日間でした。
30代を超えると、若い頃みたいに勢いだけで旅に出ることも減ってくるけれど、
だからこそ ゆっくり景色を味わえる阿蘇は、ちょうどいい。
「また来よう」じゃなくて「今度はどの季節に来よう?」
そんなことを考えながら帰路についた、最高の男二人旅でした。