gogaku

創意の道程#3

2026.07.05 #News

Camera:Leitz minolta CL   Lens:Rokkor 40mm     Film:Kodak collorplus400

写真はある日のParisの路地。

 

前回デザインの事について書きましたので今日はその続きです。そうです、パターンです。

服作りの難関と言えば先ずこのパターンという工程です。デザインは服飾の知識がなくても服を好きな人なら提案レベルでのデザインの服であれば出来ます。実際にそういうブランドは多く存在していますし、僕も立ち上げ当初はそういうコンセプトでやってました。しかしパターンに関して絶対知識が必要です。そして服作りにおいて最も難関で最も必要な工程と言えるでしょう。それはとてもシニカルでデザイナーの仕事とは真逆の世界です。そして面白い!

パターンとは設計図の事です。デザイン画を実際に着用可能にするために人体と機能と動きとデザインと縫製仕様を考慮しパーツ化したものを平面に製図します。この工程にも奥行があってやはり専業のパタンナーさんになるとよりデザインに対して平面展開に必要な知識が深い。優秀なパタンナーのひいたパターンはその時点でとても綺麗なのです。ちなみに僕はパタンナーではありませんのでそこそこの知識とその都度勉強しながら自分の出来る限り最大限細かくやってます。自分の伸びしろも含めてこの工程は好きです。学びが多いし想像力全開放で挑まなきゃミスする緊張感も楽しいです。

なので僕はこの工程はトライ&エラーを繰り返しながらやってます。僕の想像が間違っていて作ってみたら思ってた様な形にならなかったなんて事は良くあったけど自分で作ったパターンが素晴らしいシルエットだった時の喜びは服作りに工程で一番だと思います。

僕レベルのパターンであってもこの時点で綺麗に出来てないと後々しわ寄せがきます。後々の工程縫製仕様を考えてここを慎重に制作すれば裁断や縫製がとてもやりやすくなります。言い方を変えればここをさぼると縫いにくい事になります。

後もう一つ、これまでもこれからも沢山のデザインをします。一つ一つのデザインの縫製仕様を覚えきれないので全てパターンに記してます。つまりパターンを見ればちゃんと思い出すことが出来るという事です。これは最近特に徹底していて歳とってくると物忘れが激しくなるのはもう抗えないので、リスクヘッジw

このパターン制作という工程は専門職ですが、僕の様に小さなブランドはデザイナーが兼任している事が殆どです。専業のパタンナーには及びませんが突き詰める位の知識はあるのであーでもないこーでもないと言いながら考えるのが楽しいし、身に着いてくる実感もあります。

僕のデザイン位であればパターンも問題なく作れます!で良い位です。

しかし世の中にはパターンに強いデザイナーさんも居ます。こんなデザインどーやって作ったん?みたいな服を見たら正直ビビッてますw