創意の道程#5
camera:MinoltaV2 filme:Kodak collorplus400
この写真は1958年製のMinoltaV2という古いカメラで撮った写真です。このカメラについてはまた別の機会に書こうと思いますがとても良いカメラです。
デザイン、パターン制作、裁断まで終わるといよいよ縫製の段階に入ります。平面だった物を立体的に作り上げていく作業なのですが皆さんも知っての通りとても難しい作業です。主にミシンでの作業なのですが、意外と知られていないのがミシンよりアイロンをかける方が多いと言っても過言ではなく実際にそうだと思います。アイロンワークを上手にしないと美しい仕上がりになりません。そしてより良いアイロンワークを実現させる為に必要なのがバキュームアイロン台です。このアイロン台は名の如くアイロン台に吸い込む機能が搭載されているので生地を下から引っ張ってくれて上から圧力をかけるという仕組み。縫製中のアイロンワークとは皺を伸ばすのではなく形を着けたり縫い代を割ったり物によってはきじを曲げたり要は生地を折る作業になりますのでアイロン台が生地を引っ張り固定してくれるとしっかりと生地を折る事が出知るのです。後縫い合わせ箇所の裏に隠れている縫い代の生地をしっかり出してしまわないと仕上がりがピシャっと決まりません。以前書いたことですがパターンや裁断が悪いとこの作業に響いてきます。
そしてデザインに対して決めた仕様で縫製をしていく訳ですが、パーツによって様々なテクニックが必要になるので永遠に勉強といった感じです。なのでどんなに長くこの仕事をしていても得意不得意はあるし職業でやっている以上はスピードも求められます。
僕は縫製に関しての自己評価は低いですが、やっていて楽しいし極めたいと思っていますので丁寧を心掛けています。
出来なかった技術を習得して行く喜びは何にも代えがたい物です。
ただ縫製技術の修練に気持ちが行き過ぎるとデザインが疎かになりますのでそうならないようバランスを取っています。
そして一着の服が出来る工程はこれで終わりではありません。
次回に続く