読書感想文 【柚木沙弥郎のことば】を読んで
CAMERA:Leitz minolta LENS:VOIGTLANDER NOKTON 50mm F1.1 FILM: KodakGorld200
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【柚木沙弥郎のことば】という本を読んだ。柚木沙弥郎さんはご存じの方も多いと思いますが染色家で有名な作家さんです。101歳まで現役アーティストとして生きた方です。
詳しい事はWikipediaで調べてみて下さい。興味を持った方は関連著書を読んで見て下さいね。めちゃくちゃカッコイイ人で世界中のアーティストはこの方の様に生涯を全うしたいと思っていると思います。
この本の個人的な感想ですが、【柚木沙弥郎のことば】というだけあって注目すべきはその言葉です。取材形式で書かれているこの本は彼のリアルな言葉を尊重した構成になっています。この本の取材を受けている彼は95歳から98歳頃なのですが、話している内容や言葉使いがとても高齢者のそれとは異なる。言葉の表現というのはその人が育った時代や着目してきたカルチャーが大きく反映します。彼はそれを望んだかどうかはわかりませんが、とにかく言葉が若くニュートラルでアカデミックな印象でした。生涯現役アーティストというのは謙虚で実直で欲深さを強く感じました。欲深いという表現ネガティブな意味ではなく作家にとって”欲”はエネルギーなので欲深い程創作意欲を感じます。それは彼が101歳でその生涯の幕を閉じるまで創作活動をしていた事から読み取れます。戦前よりこの激動の100年を生きその大半をアーティストとして生き抜いたのは本当に素晴らしく羨ましい事です。彼の師匠である人間国宝芹沢銈介氏の作品も大好きで刺繍の勉強の為古い作品集を読み漁りましたが、柚木沙弥郎さんの作品はその生きた時代の発展と共によりPOPで色彩感覚もモダンでサヴィニャックやピカソと言ったフランスのそれを彷彿させるセンスを感じます。(あくまでも個人的感想です。)そして彼はParisが大好きで80歳を過ぎてParisで展覧会をするようになったとの事。今ではParisのアーティストが最も尊敬する日本人アーティストの代表者だと思います。
ちょっと本を読んだくらいで語れる人物ではない事は重々承知してますので個人的感想文としてここに言葉を置いておきます。