gogaku

17‐18

2026.10.17 #News

camera:Leitz Minolta cl  lens:Rokkor 40mm film:Kodak Collarplus400

窓越しの阿蘇の田舎の風景。絶景ではないのが良いね。

 

さて昨日の続き。

僕が務めていたあこや亭というお店の三ノ宮店(神戸市中心街)は昼はうどん屋で夜はうどん屋兼居酒屋といった雰囲気でした、夜中の3時まで営業しているお店です。僕は定時制高校に通っていたので夕方までの勤務。夜の勤務(特に深夜帯)の先輩とはあまり会う事が無かった。深夜帯勤務は店長と中村さんという僕の10歳年上のお兄さんがやっていて、この二人、仕事は出来るのですが結託して交代でサボるwそういう体制が出来上がっていた。面白い。お互いに迷惑かけあうけどお互いがフォローする事を承諾しあってるので業務上問題ない。深夜帯は無法地帯なのである。この店長は佐藤さんという方で結果僕のあこや亭にいた期間で一番お世話になったと言える方になった。

何がきっかけだったか忘れたのですが、お店の営業時間が見直され21時閉店になったのをきっかけに大幅なシフト構成の変更があった。深夜帯で一緒に働いた事のなかった中村さんと佐藤店長が昼勤務になり店長は店長業務、厨房は料理長を中心に板場が料理長と中村さん、うどん屋のセクションが僕と後輩という布陣で行われることになる。

中村さんは面白い方でしかもギターの趣味もある。僕とはすぐ仲良くなってかなり可愛がってもらった。信じられないけど今買うと数十万するようなギターを何本もくれたし若いので話も合う。今までの職人さんから僕を見込んで可愛がってもらう感じじゃなくシンプルに年上のお兄さんとして可愛がってくれた。この日々はとても楽しかったし僕がこのあこや亭で過ごす最後の時までこの時のメンバー(後輩は1年で辞めた)で行く事になる。

佐藤店長は強面で一見不愛想で仕事サボってパチンコいったり競馬新聞広げている様な人で最初ビビッてましたがある日メンバーが研修で僕しか厨房に居ない日があった時に店長と僕で働く事になった。この時初めて店長に料理の仕事を教えてもらったのですが、実は店長めちゃくちゃ仕事が丁寧で早い。全てにおいて誰よりも優れた技術の持ち主だったのです。仕込みも仕上げもとにかく美しい。僕は一日店長に教わって今迄習得した技術にも磨きをかける事になりました。そして店長も僕の才能を目の当たりにし後に「ヨシダには自分の持っている経営理論や商売の事を全部教える」と言ってくれそれは程なく実行された。いつもサボっている店長、実は仕事凄かったという話。

良いメンバー構成でしばらく平穏毎日を過ごしてのですが、この仲良しメンバーをバラバラに解散させられる事態になる。

阪神大震災が神戸を襲う

 

次回!