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camera:Leitz Minolta cl lens:Rokkor 40mm film:Kodak Collarplus400
お気に入りの写真。この映ってる鳥の玩具、阿蘇の誰かが作って物産館で売ってるんですよ。まさしく阿蘇のニュー民藝ですね。
昨日の続き。
18歳になる直前僕が住んでた神戸をあの阪神淡路大震災が襲いました。近代大地震の先駆けと言いますか経験値が少なかったので国や自治体の対応も遅く、住民に至ってはどうすればいいのかわからない状態。街は一気に無法地帯となり経済はストップ、犯罪は後を絶たない。そんな状態の中僕が務めていたあこや亭は街の中心にあったのでお店が崩壊して閉店を余儀なくされました。しかし会社自体はある程度資本がある会社だったので職を失う事はありません。僕が務めていた三ノ宮店のメンバーはそれぞれ他店舗に配属され仕事する事になりました。
僕は本店に配属されました。この采配が僕の社会人人生で最も暗黒の1ケ月になるのです。
本店は大型店舗で僕が経験した事のない仕事のスタイルでセクションに分かれて仕事をします。それぞれのセクションで派閥になっていて人間関係も複雑、大型店舗なので全員と顔を合わす訳ではないのです。そんな中僕はこの店舗に極端に知り合いがいない。年上だけど後輩みたいなちょっと微妙な奴らが幅を利かせていて中年のおっさん連中も若手に媚びている。誰も知り合いが居ないので僕は洗い場にまわされました。仕事をさせてもらえたら絶対俺のが出来るって思ってたのですが、その実力を披露する場にも呼んでもらえない。只々広い洗い場に入れられ一日中洗い物をしている毎日でした。居ないのと同じです。洗い場には専属のパートさんがいますので本当は洗い場にすら僕は必要なかったと思う。あの時の僕は可愛くなかったのでしょうね。本当に皆に受け入れてもらえない辛さを引き摺って毎日仕事してました。そんな孤独の中一度だけ一緒に仕事した事のあるヨシさんという先輩が本店の人で、ヨシさんが僕に声かけてくれた。「洗い場で一日過ごす様な子じゃないもんね、腕が鈍るからこっちで仕事しな」ってわざわざ僕に調理の仕事を振ってくれた。僕忘れません、というか今でも忘れていませんよ。涙が出る位嬉しかった。広い店なのでヨシさんとは結局その時だけしか会えなかったけど本当に嬉しかった。
そんな暗黒も1ケ月で抜ける事になる。会社が三ノ宮店閉店に伴い新店舗六甲店をオープンさせる事を決定したのです。旧三ノ宮店の佐藤店長が中心となってメンバーを集めてました暗黒の本店勤務の僕の事は佐藤店長も気にかけてくれていたらしく速攻で事例が下りました。新店舗六甲店への配属が決定。蓋を開けてみると旧三ノ宮店のメンバーを中心に更に新しく招集されたメンバーで構成されました。三ノ宮店とは違って郊外に中型店舗なのでそれなりのキャパを持つお店です。今までとは違うスタンスを取って営業する必要がある訳です。メンバーの中には年上ですが同期入社の田中君が居て入社以来の再開でした。同期は最初の1ケ月でやめてしまったので多店舗にいた同期に再開出来たのは嬉しかったな。
新店舗オープン準備段階から招集されてこれから楽しい楽しい六甲店が始まる訳です。実際に六甲店は最高でした。メンバーも仕事も本当に最高でしたよ。
そんな最高のお店が僕のあこや亭勤務生活の最後の1年になるのです。
次回に!